当サイトについて

頸椎椎間板ヘルニアの症状、治療、予防法や改善方法まで、
頸椎椎間板ヘルニアの改善に向けて理解を深めるサイトを目指します。
頚椎症・頚椎ヘルニア・ストレートネックを改善する方法

信じられないかもしれませんが、これからご紹介する方たちは
手術を受けることもなく、高額な薬やサプリメントを飲むこともなく
しかも 1日 5分間 のプログラムを実践するだけで
「頚椎症」「頚椎ヘルニア」「ストレートネック」を改善しました。


続きを読む →

栄養療法

 

血糖コントロールの悪い糖尿病の患者さんの肩の痛みは治りづらいという報告を見つけたためです。確かに、当院でもリハビリでなかなか治らない肩の 痛みを訴える糖尿病の患者さんに糖質制限食指導をおこなったところ、みるみるうちに痛みが改善しました。

高血糖と関節痛の間には密接な関連があるに違いな いと考えた私は、痛みがなかなか消えないと嘆く難治性の腰痛や関節痛の患者さんにも適応を広げ、独自のリハビリ法とともに糖質制限食を実行してもらいまし た。すると、手術を受けても消えなかった頑固な痛みやしびれが軽くなり、「鎮痛薬がやめられた」「杖なしで歩けるようになった」などの喜びの声が多数寄せられたのです。
当院では現在、薬や注射での治療は必要最小限にとどめ、一人ひとりの患者さんに適したオーダーメイドのリハビリ法や姿勢指導、靴のインソール(中敷き)の 処方を行い、腰痛や関節痛の根治に役立ててもらっているのです。かし、中には、これらの治療を駆使しても痛みやしびれが取れないケースもあります。そんな とき糖質制限食を追加して行うと、慢性痛がすっかり消失してしまう例が多いのです。
当院ですすめている糖質制限食では、一日二食(朝・晩)、あるいは一日三食(朝・昼・晩)で主食をやめ、おかずや間食でとる糖質も控えてもらいます。それ とともに、関節組織の修復に不可欠のビタミンCや鉄分を十分に補うべく、肉・魚・葉物野菜をしっかり食べてもらいます。うして糖質制限食を正しく続けられ ると、早ければ一ヵ月、遅くとも三ヵ月ほどで症状改善の兆しが現れてくる場合が多いので、みなさんもできる範囲で糖質制限を始めてみてはいかがでしょう か。独自の栄養指導で腰痛・関節痛を克服腰痛や、股関節痛・ひざ痛などの関節痛で悩む人は、一般に五十歳を過ぎるころから急に増えてきます。

 

「年のせい」で片づけられることも多いのですが、これ らの慢性痛はさまざまな原因が重なり合って発症します。ネコ背や前屈みでの動作など積年の不良姿勢による背骨への負担の増大、運動不足による関節の拘縮 (こわばって可動範囲が狭まること)、体の酷使による軟骨のすり減りや筋肉疲労など、あげていけば切りがないくらいです。一般的な整形外科では現在、腰痛 や関節痛を招く数々の原因に対処して痛みを和らげるために、けん引や投薬などの治療が盛んに行われています。ところが、こうした治療を駆使しても、腰痛や 関節痛を克服できない患者さんが大変多いのです。
現在の整形外科の治療には、極めて重要なことが一つ、ポッカリと抜け落ちているように思えてなりません。それは、「食事療法」です。食事療法というと、高 血圧の減塩食や腎臓病の低たんぱく食など内科領域の話と思うかもしれません。しかし、私は整形外科でも食事療法をもっと重視すべきだと考え、当院独自の栄 養指導を行うことで、腰痛や関節痛の克服に役立ててもらっているのです。高糖質食で関節がコゲつく伝統的に穀物を多食してきた私たち日本人は、米や小麦、イモ類など高糖質食を好みます。しかし、この高糖質食こそ「腰痛や関節痛の重大原因」なのです。糖 質のとりすぎが肥満や糖尿病を招くことは、みなさんもご存じでしょう。それに加え、糖質をとりすぎていると、体の「糖化」(コゲつくこと)が進み、関節組 織の柔軟性が失われて硬くなり、さまざまな関節痛を招くことがわかってきました。
糖化といっても聞き慣れない人が多いかもしれません。糖化とは、体内で余った糖が、体を形作るコラーゲン(硬たんぱく質線維)やエラスチン(コラーゲンを 結びつける弾性線維)などのたんぱく質と結びつくことをいいます。この糖化によって「AGE」(終末糖化産物)という悪玉物質が生み出されると、全身の老 化が進むのです。コラーゲンやエラスチンは、血管や心臓、腎臓や肌など体のあらゆるところに存在します。

 

当然、関節を支える筋肉・靭帯(骨と骨をつなぐ丈 夫な線維組織)・軟骨・骨にも多く存在し、繊細で力強く、なめらかな関節の動きを可能にしています。ところが、高糖質食を長年続けていると、体内で糖化が 進みAGEがどんどん蓄積されます。そして、筋肉・靭帯・軟骨・骨を徐々にむしばみ、関節の変性(性質が変わること)や変形を速めてしまうのです。お菓子 のクッキーを思い浮かべてください。表面がカリッとした褐色のクッキーです。

 

あの歯ごたえと褐色は、クッキーの材料に含まれる糖とたんぱく質が結びつき、 糖化した結果です。これと同じことが、関節でも起こるのです。骨も弱くなる高血糖が続いてAGEが蓄積されると、筋肉・靭帯・軟骨・骨も、まるで焼けすぎたクッキーの表面のように硬くコゲついた状態になってしまうのです。具体的 には、筋肉や腱は柔軟性を失って硬直し、小さな断裂を起こしてきます。靭帯も硬くなり、弾力性や強靱性が失われます。また、軟骨は柔軟性を失ってもろくな り、背骨の椎間板も傷みやすくなってしまいます。

 

その結果、関節のなめらかな動きが損なわれ、可動域(動かせる範囲)が狭まり、関節の軟骨がすり減り、 関節周囲の骨の変形を引き起こします。さらに軟骨や骨の変形が神経を刺激すると、痛みやしびれを引き起こすことにもなるのです。
骨の強さというものは、骨量と骨質という2つの要素によって決まってきます。骨量は骨のカルシウムの濃度のことで、骨密度検査で測ることができます。骨質 というのは、骨のしなやかさのことで、骨の中にあるコラーゲンの働きによりますが、これは血液検査で調べることができます。骨質が低下しても、骨がもろく なり、すぐに骨折しやすくなりますので、骨密度が保たれているのに、骨粗鬆症によるて骨折を起こしてしまう人は骨質が低下している可能性があります。

 

タンパク質を補給し負担を減らす糖質制限食のいい点は、糖化を押さえて関節組織の劣化を防ぐだけでなく、タンパク質を十分に補給することで、筋肉量が増えて組織の修復が促進されるという効果もあります。また、腰痛や関節痛の患者さんが陥りがちな肥満の解消にも大きな効果を発揮します。
関節の負担を減らすべく医師から減量をすすめられたものの、なかなかやせられずにいる人も、ぜひ糖質制限食を試してみてはいかがでしょうか。あっけないくらい短期間のうちに、痛みやしびれが改善されたり、減量に成功できたりする例が数多くあります。関節組織の修復が進む私たち人間の体は、年を取るにつれてしだいに硬くなってきます。多くの人は、それを「あたりまえ」と思っているかもしれません。しかし、高齢になっても体 の柔軟性を保ち、腰痛や関節痛と無縁で元気に過ごしている人が多いのも事実です。

 

その違いはどこにあるのでしょうか。一番の違いは、体の「糖化」(コゲつ くこと)の程度にあるのではないか、と私は考えています。
筋肉・靭帯(骨と骨をつなぐ丈夫な線維組織)・軟骨・骨などの組織で糖化が進んでいれば、関節は柔軟性を失って硬くなります。すると、当然、腰痛や関節痛 が生じやすくなります。一方、なんらかの方法で組織の糖化を抑えて、しなやかな筋肉・柔軟な靭帯・みずみずしい軟骨・丈夫な骨を保てれば、私たちは体の柔 軟性をずっと維持し、腰痛や関節痛と無縁で過ごせるのです。
そして、糖化を進める最大の原因は、多くの日本人が今なお続けている「高糖質食」です。つまり、従来の日本人の食習慣から脱却して糖質の摂取を減らすことが、糖尿病のみならず、腰痛や関節痛の予防・改善につながるわけです。
ただ、誤解しないでほしいのは、糖質制限食を実行するだけで、腰痛や関節痛が治るわけではないことです。関節組織の柔軟性を保つには、関節や筋肉を自分の 力で伸ばして柔軟性や可動域(動かせる範囲)を保つストレッチ体操が欠かせません。最近の研究では、ストレッチ体操を行うと、コラーゲンやエラスチンを生 み出す体内の線維芽細胞が活性化し、その産生量が増えると報告されています。

 

体操と食事の両輪で、腰痛や関節痛の克服をめざしてみてはいかがでしょう。もどきご飯で一四キロの減量に成功した糖質制限食を持続させる新手法として、私がおすすめしたいのは、煎り卵や豆腐、カリフラワーなどをそぼろ状にして、ご飯と同じような食感が得られる「もど きご飯」です。このもどきご飯は、私自身の経験の中から生まれました。以前、私は三十台後半頃から肥満に悩まされ、身長162cmに対して体重は66kg ありました。この身長の適正体重は56kgなので太りすぎだったといえます。
転機が訪れたのは八年前、低炭水化物ダイエットを自分でも試すことにしたのです。体重は週1kgのペースで順調に減っていきましたが、さすがに主食を抜く 食生活に慣れるのはとても大変でした。そもそも、私は米どころの新潟県出身です。

 

当然、小さいころからご飯に慣れ親しんできました。特に、ボリュームのあ る丼物には目がありません。 そのため、糖質制限食でこってりとしたステーキを食べても、なんとなく物足りなさが残りました。そこで、ご飯状の食べ物を口 にすればいいのではないか、と考えたのです。
早速、煎り卵を作って細かく粒状にほぐし、茶碗に盛って食べてみました。すると、ご飯を食べたような感覚があり、久しぶりに食事を満喫した気分になったの です。以来、私は粒状にほぐして茶碗に盛った食べ物をもどきご飯と呼び、常食するようにしました。こうして、もどきご飯をとりながら糖質制限食を続けた私 は、半年間でなんと14kgの減量に成功。

 

それまでのズボンはウエストがゆるくなって履けなくなり、すべて買い替えなければなりませんでした。今でも、も どきご飯中心の糖質制限食を続けている私は、52kgの体重を保っています。もどきご飯を使えば、丼物も楽しめるでは、私が改善に改善を重ねた、もどきご飯の作り方を説明しましょう。まず、基本的な材料として、卵・豆腐・カリフラワーのいずれかを用意します。卵や豆 腐はたんぱく質が豊富に含まれている食品なので、糖質制限食の食材として最適です。また、カリフラワーは、食物繊維やビタミンCが豊富です。ほかにも、も どきご飯の材料としては、安価なモヤシやキノコ類(エリンギ・シイタケ・シメジなど)がおすすめです。
もどきご飯は、ご飯の替わりとして食べるので、食感が悪ければご飯を食べたかのような満足感が得られません。そういう意味で、作り方にコツがいるのは煎り 卵でしょう。煎り卵をきれいなそぼろ状にするポイントは、弱火でゆっくりと加熱しながら箸でかきまぜ、ほぐすことです。強火で加熱すると、卵がすぐに固 まって大きな塊になってしまいますので、固まりすぎるようなら途中で火を止めて箸でかき混ぜてください。細かいそぼろ状になったら、完成です。こうして、 煎り卵や豆腐など五種類のもどきご飯があれば、食事のたびに違った味を楽しめるので、飽きずに続けることができます。
なお、もどきご飯は米のご飯の替わりなので、それ自体に味つけをしたりはしません。もし、そのままでは物足りない感じがしたら、調理のさいや食べる直前 に、バターやオリーブオイル、ゴマ油を適量加えれば、風味が増して食べやすくなります。

 

塩コショウで味付けして、チャーハンのようにして食べてもいいで しょう。丼物が好きな私は、もどきご飯の上にさまざまな総菜を乗せて、自分なりのオリジナルメニューを作って楽しんでいます。例えば、味つけしたマグロを 乗せるヅケ丼、鶏肉のハムとオクラを乗せるチキンオクラ丼、しょう油で炒めた牛肉を乗せる焼肉丼など、さまざまなバリエーションがあります。みなさんも工 夫を凝らしながら、自分なりのオリジナルメニューを考えてみてください。

 

出典:お茶の水整形外科